【ベースの基礎知識】ベース弦の種類
楽器屋さんに行くと弦の種類がたくさんありますよね。
どのような違いがあるかわかりやすく説明します!
(ベース弦はサウンドハウスが間違いなく最安なのでチェックしてみましょうね。)
おすすめのベース弦
先におすすめのベース弦を言うと、僕は4弦も5弦もD’Addario(ダダリオ)のNYXL使ってます。
NYXLの素材は、高炭素カーボンですね。
そちらに関しては後ほど後述します。
ゲージは4弦.045~.105 5弦.045~.125です。
D’ADDARIO ( ダダリオ ) / NYXL45105 Long Scale Light Top / Med Bottom 45-105
まず弦を選ぶ要素は以下になります。
1.ゲージ(太さ)
2.素材(ニッケル、ステンレス、コーティング弦など)
3.巻き弦の種類
4.スケール(弦長)
です。
それぞれに関して解説していきます。
ゲージ(太さ)
様々なゲージのベース弦がありますが、まず一般的なゲージは以下の表のようになっています。
1弦(G) | 2弦(D) | 3弦(A) | 4弦(E) | 5弦(B) | |
---|---|---|---|---|---|
Light(細め) | .040 | .060 | .080 | .100 | 120 |
Medium(中間) | .045 | .065 | .085 | .105 | .125 or .130 |
Heavy(太め) | .050 | .070 | .090 | .110 | 135 |
※スマホの方はスクロールしてください。
ダダリオのゲージはさらに多くの種類がありますが、上記の表を参考に選んでみてください。
4弦ベースの標準となってるレジュラーゲージは、.045、.065、.085、.105で、
5弦のゲージは.125か.130が一般的です。
太い弦の特徴
太い弦は
- テンション(張力)が強くなる。
- 基音が強くなるため音程感が増す。
という特徴があり、低音が太くなったような感覚になります。
テンションが強いので、ドロップチューニングする場合にも良いです。
ゴリゴリとエイトビートを弾くときなどには適しているのかなと。
細い弦の特徴
細い弦は
- テンション(張力)が弱くなる。
- 倍音が強くなるので高音域が強調され煌びやかな音色。
という特徴があり、タッピングなどのプレイに向いています。
ゲージを極端に変えるとナット幅と合わず不具合が出ることがあるので、そのような場合は楽器屋さんに調整に出す必要があります。
素材
ベース弦の素材は主にニッケルとステンレスです。
ニッケルは、ベース弦で最もポピュラーな素材です。
ステンレスに比べ、スムーズな弾き心地で癖がなくバランスが良いのが特徴。
ステンレスは、錆びに強く硬い素材。
弾き心地は少しザラザラしていて、硬さゆえフレットの消耗は早い。
豊かな倍音と立ち上がりの早いサウンドが特徴。
ダダリオのパッケージは似てますが、『PRO STEEL』がステンレス弦です。
僕はステンレスの音が好みで昔はよくステンレスの弦を使用していました。
あとは、エリクサー(Elixir)などのコーティング弦もありますね。
弦の周りにコーティング処理を施していて、寿命が3~5倍長持ちするのが最大のメリット。
コーティングしているため、バキッとした音色ではなく丸い音色。
手触りはとてもなめらか。
最初に紹介し、僕自身が使用しているダダリオのNYXLは高炭素カーボンが芯弦に使用されていて、低音から高音までバランスが良くオールマイティーな感じです。
サステイン(音の伸び)も良くて最近はずっとこれですね。
以前はダダリオのステンレス弦(PRO STEELS)使用していたので、ブライトな音も割と好みです。
巻き弦の種類
ベース弦は芯線に巻線という細い線がぐるぐる巻きついている構造になっています。
巻き弦の種類は主にラウンドワウンド、フラットワウンド、ハーフラウンドの3種類あります。
ラウンドワウンド
ラウンドワウンドは、一番多く使用されている巻き方。
芯線に丸い巻弦を巻いているので表面に凹凸があり、少しザラザラしています。
まず特にこだわりがなければ、ラウンドワウンドで問題ないでしょう!
フラットワウンド
フラットワウンドは芯線に平らな巻線を巻いているので、手触りはなめらか。
音は中低音寄りでマイルドなのでジャズを演奏する方がよく使用している。
ジェームス・ジェマーソンがプレベにフラットワウンドを張っていたのも有名。
ハーフラウンド
ハーフラウンドは芯線に対して内側がラウンド(丸い)で外側はフラット(平ら)のまき弦を巻いたものです。
フラットワウンドのようななめらかな手触りで少しブライトな音色。
スケール(弦長)
ベース弦は様々な長さがあるのですが、ベースの種類によって決まっているのでお持ちのベースのスケールをまず知りましょう!
長さ | 主なベース | |
---|---|---|
スーパーロングスケール | 36インチ/約914mm 35インチ/約889mm | 一部の多弦ベース |
ロングスケール | 34インチ/約864mm | 一般的なジャズべ、プレベ Gibson サンダーバード(34 1/4インチ) Rickenbacker 4003(33 1/4インチ) |
ミディアムスケール | 32インチ/約812mm | 初心者向け廉価版ベース |
ショートスケール | 30インチ/約762mm | Fender ムスタングベース Gibson EB-1(30 1/2インチ) Hofner バイオリンベース |
一般的なジャズベースやプレジションベースは34インチのロングスケールです。
ベースの種類としては以上を押さえておけばOKだと思います。
ベース弦の「素材」や「巻き弦の種類」の弾き比べ動画を作成したので、こちらもぜひ参考にしてみてください!
ベース弦 徹底比較【Jazz Bass編】
ベース弦 徹底比較【プレベ編】
また、同じ素材でもメーカによって音色が若干異なります。
いろいろ弾き比べて、自分に合ったベース弦を見つけてみましょう!
そして本当にベース弦はサウンドハウスが安いです。
ベース弦の寿命についてはこちら!