【右手のフォーム】ピック弾き

2フィンガーと並ぶベースの基本的な奏法のピック弾きの弾き方を理解していきましょう。

曲によって指弾きとピック弾きで使い分けできたら上級者!!

ピックの選び方

まず、ピックを選ぶ要素は主に

  • ピックの形状
  • 厚さ
  • 材質

です。

それぞれ解説していきます。

ピックの形状

ベースで使うピックは主にトライアングル(おにぎり)型ティアドロップ型があります。

形によって音が変わるなんて言う人もいますが、ここは各々の感覚による弾きやすさで選ぶのが良いでしょう。

ピックの形状

ピックの厚さ

厚さは0.7mmのミディアムから1mm前後のハードを使用している人が多いと思います。

ピックの厚さが厚ければ音は硬くなり、薄ければソフトな柔らかい音がします。

ピックの材質

主なピックの材質を確認しましょう

ピックの材質
セルロイド1番定番の材質。音にクセがなくピック選びの基準としてもおすすめ
ポリアセタール系
(デルリン、ジュラコンなど)
デルリン、ジュラコンはポリアセタール系の素材。
全体的に耐摩耗性に優れていて、弾きこんでも削れにくい特徴があります。
バランスがよく、どんなジャンルにもよく合うサウンドに仕上がります。
ピッキングはなめらか。
トーテックスJimDunlopがデルリンを使って開発したピック素材。
マットなつや消し仕上げで滑りにくい。
ウルテム 感触が爪やべっ甲に近い。
音の立ち上がりが早くは軽快でクリアな印象。
INFINIX国内最大のギターピック専業製造会社「IKEDA PICKS」と、
少数精鋭のギターブランド「L’ s TRUST」が設立したブランド
「MASTER 8 JAPAN」が発売したINFINIX。
特殊プラスチックを用いた新素材。
硬質で張りがあり、パキッと明るい音が印象的。

僕自身はティアドロップ型を使用していて、最近のピック遍歴は

トーテックス(0.88mm)→INFINIX(0.8mm)→MASTER 8のジュラコン(0.8mm)

です。INFINIXが好きで使っていたんですがライブ中に割れたことがあってそれからジュラコンに変更しました。INFINIXの開発当初は割れやすいとの声が多かったのですが今では改良されているみたいです。

ピック弾きの基本フォーム

ピックの持ち方

ピックは親指の腹と人差指・第一関節の内側を使って持ちます。このとき、ピックの先端を1cm程度出るようにしましょう。ピックを持たない薬指と小指は脱力しましょう。

ピックの持ち方

弦に当てる角度

ピックを弦に当てる角度3パターンあります。

  • 順アングル
  • 平行アングル
  • 逆アングル

の3パターンあります。

ピックの角度

順アングル

『順アングル』は弦に対してピックを斜め(ネック側を下げる形)にして弦に当てます。

「ジャリッ」としたきらびやかな音で、平行アングルや逆アングルに比べ音は細い。

速いフレーズが弾きやすいですね。

平行アングル

『平行アングル』はその名の通り、ピックの面を弦と平行に当てます。

弾きやすく太い音が出るので一番オーソドックスなピック弾きの角度だと思います。

逆アングル

『逆アングル』は弦に対してピックを斜め(ブリッジ側を下げる形)にして弦に当てます。

この逆アングルピッキングはBOOWY、GLAYなど様々なアーティストをプロデュースしている「佐久間正英」さんが提唱していたもので、ピック弾きでありながら指で弾いた時に負けない音の太さを出すピッキング方法です。

ですが難点もあり、オルネタイトピッキング(アップダウン)するのがとても難しいです。

 

これからピック弾きを練習する方は『平行アングル』を練習するのが良いでしょう。

僕は基本的に『平行アングル』で弾いていて、ダウンピッキングだけで弾く曲などは『逆アングル』で弾いています。