レフトハンドミュート
レフトハンド(ヒッティング)ミュートとは
弦を左手で叩いてミュート音を出すテクニックがあります。
このテクニックの正式な名前は、【レフトハンドヒッティングミュート】(略してLHM)らしいです。
僕は長いので『レフトハンドミュート』と言っています。
このテクニックには、高速なスラップフレーズには欠かせませんが難易度はさほど高くないため、ぜひできるようになっておきたいテクニックですね。
レフトハンドミュートの弾き方
- 左手を指板から離す
- 指を揃えて、指の腹全体で同時に弦を叩きます。
『パチッ』とアタック音がなればOKです。
強く押しすぎたり、力みすぎると実音がなってしまうので、ここも脱力がポイントですね!
ちなみに他の教則本などでは、
- 左手を指板から離す
ではなく
- 人差し指は弦に触れてミュートして、その他の指を指板から離す
となってることもあります。
これももちろん正解で、Mark King(マークキング)のようなプレイをする際にはそのやり方が役に立ちます。
ですが、個人的には
- 左手を指板から離す
- 指を揃えて、指の腹全体で同時に弦を叩きます。
が、わかりやすくて一番使う頻度が高く、使い勝手が良いと思っています。
これから紹介するフレーズはそのやり方で全部弾けるので、ぜひチャレンジしてみてください!
動画はこちらから
EX-1
【解説】
まずは、レフトハンドミュートに慣れる練習です。
ミュートの音符に「L」と書いてあるのはレフトハンドミュートで弾いてください。
脱力して綺麗なアタック音が出るのを目指しましょう!
コツを掴めば意外と簡単!
EX-2
【解説】
レフトハンドミュートとゴーストノートのコンビネーションフレーズです。
もしテンポが早く感じたら、BPM80→90→100と一度テンポを下げてから、このテンポまで上げて行ってみましょう!
ゴーストノートと合わせるだけでカッコ良くなるよね!
EX-3
【解説】
レフトハンドミュートとゴーストノートのコンビネーションフレーズ第2弾です。
レフトハンドミュートとゴーストノートのパターンが変わるだけでフレーズの雰囲気が変わるのがわかりますね。
右手を「タ」、左手ミュートを「ウ」、ゴーストノートを「ツ」として、『タウタウ・タタウタ・ウツタウ・タウタウ』と歌いながらフレーズのリズムを覚えていこう。
色々な組み合わせができるので、慣れてきたら自分でフレーズを考えるのも良い練習になると思います!
EX-4
【解説】
レフトハンドミュートを絡めた「Eマイナーペンタトニックスケール」の定番フレーズ。
2小節目にある”H Cho”は”ハーフチョーキング”で、音の上げ幅は半音(1フレット分)です。
この”ハーフチョーキング”はブルーノートを意識したフレーズで、スラップの名手「マーカス・ミラー(Marcus Miller)」がソロで使用したりします。
音楽理論が分かる人は、何の音が使われているか考えながら練習しよう!
EX-5
【解説】
プルの後にレフトハンドミュートを弾くフレーズです。
リズムのアクセントとして、4拍目に半拍3連のリズムが入ってます。
メトロノームで練習して、リズム感も一緒に鍛えよう!
EX-6
【解説】
半拍3連と6連符を絡めたフレーズ。これもは「Eドリアンスケール」で考えられたフレーズですね。
Em一発でソロを弾くときは、ドリアンスケールで弾くことが多いです。
難易度は高めなので、うまく弾けない場合はテンポを落として練習していきましょう!
このフレーズが弾けたあなたは素敵なスラッパーです!!
次は、サムピングアップ&ロータリー奏法に挑戦しましょう!
サムピング・アップ&ロータリー奏法