サムピング・アップ&ロータリー奏法
サムピング・アップ
サムピングアップとは
サムピング・アップは、振り抜き型サムピングをした後に手首を返して爪でピッキングする奏法です。
ピック弾きでいう、オルネタイトピッキングを親指でやってしまうような感じですね。
高速スラップするときには欠かせないテクニックです。
サムピングアップの練習フレーズ用意してます!
※サムピンングアップは、EX-1~EX-3
サムピング・アップの弾き方
サムピングアップの弾く場所は
- 指板の上
- 指板の外側
の2通りです。
指板の上
指板の外側
指板の上だと、弦に当たる親指の部分が一定になるため、音色と音量が揃いやすくなります。
指板の外側だと、親指をしっかり弦の下に潜り込ませることができるので、アタック感や音量をしっかり出すことができます。
僕は、基本的に”指板の上”で弾いていて、激しく弾くときには”指板の外側”で弾くようにと使い分けています。
ロータリー奏法
ロータリー奏法とは
ロータリー奏法とは、【サムピング】→【サムピング・アップ】→【プル】を連続で行うテクニックです。
ロータリー奏法も、高速スラップには欠かせないテクニックなので、サムピングアップの練習と一緒にしてものにしてしまいましょう。
ロータリー奏法の練習フレーズも用意してます!
※ロータリー奏法は、EX-4~EX-7
ロータリー奏法の弾き方
基本的に、【サムピング】→【サムピング・アップ】→【プル】の手順で、慣れれば弾けるのですが、同一弦のロータリー奏法だけ若干感覚が違います。
同一弦のロータリー奏法は親指と人差し指がとても近くなる関係で、サムピング・アップで親指が弦に当たる場所が若干変わります。
写真で確認してみましょう。
写真のように、爪〜親指の第一関節あたりの範囲でサムピング・アップするので、最初は指が痛くなると思いますが、痛くなったら無理せず指を休ませましょう!
だんだん指が強くなっていきます!
では練習フレーズに挑戦していきましょう!
練習フレーズの演奏動画はこちらからどうぞ↓
スラップ上級者への道!ぜひ挑戦してみましょう!!
EX-1
まず、サムピング・アップに慣れていきましょう!
サムピング・ダウン()、アップ(∨)です。
サムピング・ダウンとアップの音量に差が出ないように意識して弾いてみましょう!
うまくいかないときはテンポを落として、ゆっくりフォームを確認することが大事です。
サムピング・アップする位置を、指板の上と外側の両方で弾いて違いを確かめてみよう!
EX-2
弦の移動があるサムピング・アップに挑戦!
フレーズは、Aマイナーペンタトニックスケールで弾いてます。
マーカス・ミラーのサムピング・アップの使い方を意識したフレーズです!
EX-3
ダウン&アップでのオクターブフレーズです。
このフレーズがスムーズに弾ければ、サムピング・アップはしっかり身に付いていると思います!
これも難しいと感じたらテンポを落として練習しましょう!
次は、ロータリー奏法に挑戦!!
EX-4
ロータリー奏法でよく使うフレーズです。
やってみて慣れたら意外と簡単なフレーズですが、すごく派手なフレーズなのでハッタリフレーズにぴったりです。笑
難しいと感じたら、ゴーストノートで良いので、【サムピング】→【サムピング・アップ】→【プル】のコンビネーションをゆっくり練習してみましょう!
僕自身、ベースソロなどでこのフレーズはよく使います!
EX-5
ロータリー奏法をゴーストノートでパーカッシブに聞かせるフレーズです。
このような16分3連符のゴーストノートが入ると、テクニカルに聞こえてかっこいいですよね。
2小節目の2,3,4拍目は、個人的に弾きやすいため1弦と2弦のロータリー奏法になってますが、1弦と3弦で弾いても全く構いません。弾きやすい方でどうぞ!!
ロータリー奏法が使えると、もうスラップ上級者認定ですよね!
EX-6
同一弦のロータリー奏法。
一番弾きやすい1弦で練習してみましょう。フレーズはCメジャースケールです。
オクターブ間のロータリー奏法ができても、同一弦のロータリーは苦手な人多いはず。。
体がコツをつかむまで反復練習です!
指が痛くなったらしっかり休もう!!
EX-7
これまでに練習したロータリー奏法を全部まとめたフレーズです。
2弦の同一弦のロータリー奏法は弦間のスペースにうまく指を入り込ませるのが大変ですが、練習してみましょう。
これが弾けたあなたはすごい!!
ここまでよく頑張りました!自分で自分を褒めてあげましょう!!